経験談

肺気胸になった時の話(前編) ~発症から入院まで~

肺気胸という病気はご存知でしょうか?

簡単に言えば、肺に穴が空く病気です。

私は以前、肺気胸になり手術までして、完全復活に2、3ヵ月を要しました。

どんな症状で何が原因か退院後の生活などなど、その時の話を思い出して書き起こしてみます。

苦手な方は即戻るボタン推奨です。

 

肺気胸とは?

肺から空気がもれて、胸腔(きょうくう)にたまっている状態。

空気が漏れてたまっても、胸は肋骨があるために風船のように外側に膨らむことはできません。

その為、肺が空気に押されて小さくなります。

つまり、肺から空気がもれて、肺が小さくなった状況。

肺とその周りには一定量の空気しか入りません。

そのため、肺から漏れた空気が周りに溜まり、自ら膨らむことの出来ない穴の開いた肺は、どんどん周りの空気に押されて萎んでいきます。

 

原因

ブラやブレブの破裂、肺気腫、肺炎などが原因と言われています。

また、ストレスであったり体系(痩せ形に多い)なども関係しているみたいで、詳しい要因までは解明されていないみたいです。

そのため、対策のしようがなく非常に厄介です。

言ってしまえば、誰にでも発症します。

それは突然やってくるので、いつ起きるのか分からないです。

 

症状

肺に痛覚はないので、痛みは別なところに現れます。

主に胸であったり背中であったり、肺周辺に痛みが出ると思います。

また、肺が苦しい状態の為、乾いた咳が出ます。

肺が痛いということも分からず、咳により、風邪と勘違いしやすく非常に厄介です。

 

発症から入院まで

それではさっそく、私の過酷な(?)な体験談をお話ししましょう。

発症した日から入院まで

もう数年程前の話になりますが、当時は某書店の副店長として勤務していました。

いつものようにテキパキと仕事をこなす私。

店内のポスターを張り替えている時に異変が起きました。

ツーンと背中の右側に痛みが走ったのです。

その時は、高いところにポスターを貼る為、背中を伸ばしていたので、「筋を軽く痛めたのだろう」という程度の認識でした。

その晩、あまりの背中の痛みにその日は寝ることが出来ませんでした。

しかし、連日仕事で、人手も足りていないので、休むわけにもいかず連日働き続けます。

恐らくこの日が発症日だったのではと思います。

 

発症から3日後

だんだんと咳が出始めてきたではないですか。

『疲れから風邪でもひいてしまったのかなぁ。』

当時の私はそう思っていました。

しかし、熱は無く、咳はひどくなるばかり。

そのうち、今まで聞いたこともない、乾いた咳が出るようになり、咳をする度に、背中と胸に痛みを感じるようになりました。

それでも私は気にせず仕事に取り組んでいました。

 

発症から1週間後

流石におかしいなぁと思い、色々調べていくうちに『気胸』という病気があることを知りました。

いやまさかなぁ?とは思いつつも、神経系だったか体の筋等に関して詳しいお医者さんの元に行くことにしました。

症状を伝えて、とりあえずレントゲン取ることになりました。

 

『hideさん、大変です。肺が縮んじゃってます。それもかなり。』

 

自分でも何が起きているのかさっぱりでしたが、その時にようやく、これは気胸という病気なんだということがハッキリしました。

 

人生初の入院

直ぐに、市の大きな病院の案内状を書いてもらい、即日入院になりました。

穴が空いてから1週間放置というのは相当にやばいらしく、即緊急手術となりました。

手術といっても簡易手当みたいなものですが。。

治療方法は、肺の外の空気をポンプのような機械で抜き続けて、肺が自然に広がるのと穴が塞がるのを待つという方法。

胸の横に穴開けてパイプ繋ぐんですよ。

胸に麻酔注射したのですが、痛すぎて今でも覚えていますよ・・・。

機械につないだ最初のうちはとにかく咳が出まくりました。

肺の周りの空気を吸われているんですもの、もう意味わかんねーですよ。

とりあえずこれは仕方がないことらしいです。

これで1週間ぐらい様子を見て問題なければ退院、のはずでした。

 

ポンプの吸引を止めて様子を見ていたのですが、やはり肺が縮まってしまうとのこと。

どうやら穴が大きすぎて自然に塞がるには無理があるようでした。

こうなるともう手術という手段しかありませんでした。

先生から『手術するほかないですね。』と言われた時は、人生で一番恐怖した瞬間でした。

その時自分がどんな顔をしていたのか気になります。

そう、まさに、一番の恐怖はこれからでした。

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